若草幼稚園は“ユニーク”な幼稚園だといつもいろんな人に言われます。園長がちょっと変わっているから、変わった保育をしているようですね、という評価を頂いているようです。園長としてはそのことが本当は非常に心外なのです。若草幼稚園は基本的な幼稚園らしい幼稚園でありたいといつも思っています。
幼稚園はいろんなことを教えてもらうところだというイメージが広くあるように思います。大人が「ああこうなんですよ。こうなんですよ」と子どもたちに教え込むのを役目だと思い、子どもたちはそれを無批判に受け身に受け止めるのが当たり前のイメージになっているように感じます。
実はそれは間違いなのです。幼稚園というのはそんな場所ではありません。
幼稚園とは子どもたちが、“生活”をする場所なのです。仲のいい友だちと一緒に楽しく生活をする場所なのです。そして子どもたちにとって生活はほとんどが“あそび”なのです。
私たち幼稚園の役目は子どもたちが生活をする( 遊ぶ )ための環境を作っていくということなのです。保育者もその環境の一部になることなのです。それは非常に大きな一部であるのですが。
まず、子どもたちが遊ぶためにはゆっくりとした時間が必要なのです。細切れの時間では遊べないのです。朝、幼稚園に登園してから「今日はなにして遊ぼうかな?」が決まるまでに30分以上必要な子どももいます。もちろん、昨日帰るときから今日遊ぶことが決まっている子どももいます。その後に、じっくり遊べるだけの時間をしっかり子どもたちに保証しなければなりません。若草幼稚園の最初の集会はお弁当の時間です。次に、子どもたちが遊ぶためにはフリーな心こそが絶対の条件なのです。自由さのない遊びはないのです。だから“自由”というのは幼稚園の大きなテーマです。
自分のしたい遊びは自分で決めるのが当たり前のことなのです。ところが幼稚園では“自由遊び”の時間という特別な時間があるようで、それでは“自由でない遊び”もあるのかな?などと、嫌味を言いたくなるような時間もまだ残っているようです。
自由というのは大人が認めるとか認めないとかそういうことではなくて子どもたちが生まれた時から当たり前に持っているものなのです。だから自由であるというのは特別のことではありません。
若草幼稚園では“自由保育”をしているのですね。と聞かれることも度々ありますが、そんなつもりもないのです。自由保育というのがどういうことなのか、どんな形態の保育をさす言葉なのか私には理解できないのです。ただ、今まで書いてきたように子どもたちが遊ぶための絶対条件が自由ということなだけなのです。
幼稚園は小学校ですることを少しだけ早く始めるところではありません。幼稚園には幼稚園のしっかりとした役割があるのです。
そういう意味で若草幼稚園は別にユニークな幼稚園ではありません。当たり前の普通の幼稚園なのです。
幼稚園はいろんなことを教えてもらうところだというイメージが広くあるように思います。大人が「ああこうなんですよ。こうなんですよ」と子どもたちに教え込むのを役目だと思い、子どもたちはそれを無批判に受け身に受け止めるのが当たり前のイメージになっているように感じます。
実はそれは間違いなのです。幼稚園というのはそんな場所ではありません。
幼稚園とは子どもたちが、“生活”をする場所なのです。仲のいい友だちと一緒に楽しく生活をする場所なのです。そして子どもたちにとって生活はほとんどが“あそび”なのです。
私たち幼稚園の役目は子どもたちが生活をする( 遊ぶ )ための環境を作っていくということなのです。保育者もその環境の一部になることなのです。それは非常に大きな一部であるのですが。
まず、子どもたちが遊ぶためにはゆっくりとした時間が必要なのです。細切れの時間では遊べないのです。朝、幼稚園に登園してから「今日はなにして遊ぼうかな?」が決まるまでに30分以上必要な子どももいます。もちろん、昨日帰るときから今日遊ぶことが決まっている子どももいます。その後に、じっくり遊べるだけの時間をしっかり子どもたちに保証しなければなりません。若草幼稚園の最初の集会はお弁当の時間です。次に、子どもたちが遊ぶためにはフリーな心こそが絶対の条件なのです。自由さのない遊びはないのです。だから“自由”というのは幼稚園の大きなテーマです。
自分のしたい遊びは自分で決めるのが当たり前のことなのです。ところが幼稚園では“自由遊び”の時間という特別な時間があるようで、それでは“自由でない遊び”もあるのかな?などと、嫌味を言いたくなるような時間もまだ残っているようです。
自由というのは大人が認めるとか認めないとかそういうことではなくて子どもたちが生まれた時から当たり前に持っているものなのです。だから自由であるというのは特別のことではありません。
若草幼稚園では“自由保育”をしているのですね。と聞かれることも度々ありますが、そんなつもりもないのです。自由保育というのがどういうことなのか、どんな形態の保育をさす言葉なのか私には理解できないのです。ただ、今まで書いてきたように子どもたちが遊ぶための絶対条件が自由ということなだけなのです。
幼稚園は小学校ですることを少しだけ早く始めるところではありません。幼稚園には幼稚園のしっかりとした役割があるのです。
そういう意味で若草幼稚園は別にユニークな幼稚園ではありません。当たり前の普通の幼稚園なのです。