若草幼稚園
若草幼稚園は、子どもたちのための幼稚園でありたいと考えています。
園庭はいつでも開放していますので、天気のいい日を選んでお越しください。
〒790-0814
愛媛県松山市味酒町3丁目5-1
学校法人 若草学園 認定こども園 若草幼稚園
TEL 089-993-8182 FAX 089-993-8183
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幼稚園の役目

11/1/2001

 
若草幼稚園は“ユニーク”な幼稚園だといつもいろんな人に言われます。園長がちょっと変わっているから、変わった保育をしているようですね、という評価を頂いているようです。園長としてはそのことが本当は非常に心外なのです。若草幼稚園は基本的な幼稚園らしい幼稚園でありたいといつも思っています。

幼稚園はいろんなことを教えてもらうところだというイメージが広くあるように思います。大人が「ああこうなんですよ。こうなんですよ」と子どもたちに教え込むのを役目だと思い、子どもたちはそれを無批判に受け身に受け止めるのが当たり前のイメージになっているように感じます。

実はそれは間違いなのです。幼稚園というのはそんな場所ではありません。

幼稚園とは子どもたちが、“生活”をする場所なのです。仲のいい友だちと一緒に楽しく生活をする場所なのです。そして子どもたちにとって生活はほとんどが“あそび”なのです。

私たち幼稚園の役目は子どもたちが生活をする( 遊ぶ )ための環境を作っていくということなのです。保育者もその環境の一部になることなのです。それは非常に大きな一部であるのですが。

まず、子どもたちが遊ぶためにはゆっくりとした時間が必要なのです。細切れの時間では遊べないのです。朝、幼稚園に登園してから「今日はなにして遊ぼうかな?」が決まるまでに30分以上必要な子どももいます。もちろん、昨日帰るときから今日遊ぶことが決まっている子どももいます。その後に、じっくり遊べるだけの時間をしっかり子どもたちに保証しなければなりません。若草幼稚園の最初の集会はお弁当の時間です。次に、子どもたちが遊ぶためにはフリーな心こそが絶対の条件なのです。自由さのない遊びはないのです。だから“自由”というのは幼稚園の大きなテーマです。

自分のしたい遊びは自分で決めるのが当たり前のことなのです。ところが幼稚園では“自由遊び”の時間という特別な時間があるようで、それでは“自由でない遊び”もあるのかな?などと、嫌味を言いたくなるような時間もまだ残っているようです。
自由というのは大人が認めるとか認めないとかそういうことではなくて子どもたちが生まれた時から当たり前に持っているものなのです。だから自由であるというのは特別のことではありません。

若草幼稚園では“自由保育”をしているのですね。と聞かれることも度々ありますが、そんなつもりもないのです。自由保育というのがどういうことなのか、どんな形態の保育をさす言葉なのか私には理解できないのです。ただ、今まで書いてきたように子どもたちが遊ぶための絶対条件が自由ということなだけなのです。

幼稚園は小学校ですることを少しだけ早く始めるところではありません。幼稚園には幼稚園のしっかりとした役割があるのです。

そういう意味で若草幼稚園は別にユニークな幼稚園ではありません。当たり前の普通の幼稚園なのです。

自立への道

10/1/2001

 
長い夏休みも終わって2学期が始まり、子どもたちが集まってきます。おかしな言い方かも知れませんが、やっぱり幼稚園は子どもたちいて、はじめて幼稚園になるんだなあということを実感しています。園庭の木々も石も土も水も砂場も、部屋の机もおもちゃも毛糸もはさみも、イシガメもうさぎもざりがにもきんぎょも、夏休み中には力が抜けてしまっていたように感じていました。それが、子どもたちの声が聞こえてきたとたん、その全てが復活します。そして持っているパワーを発揮しはじめるのです。

まあ、そんなことで2学期が始まる訳です。毎年思うのですが、幼児期の子どもたちにとって夏休みの40日間というのは本当に長い時間なんです。まず、ほとんどの子どもの体がひとまわり大きくなっています。それはもう一目でわかるくらい成長するのです。体だけでなく心も広く大きくなって登園してきます。友だちや状況を受け入れる許容量が増えて、全体的に優しい雰囲気になっているように感じます。今学期も楽しい毎日が過ごせそうです。

子どもたちの自立を、いつも考えています。それは自律でもあります。自分の意志で生活できる子どもであってほしいし、大人になってほしいと願っています。そのための幼児期を過ごしてほしいのです。けれどもそのために「自立するんだよ」「自立しようね」と言ってみてもなんの役にもたちません。それはあまりにも安易で短絡的な方法なのですが、そういうやりかたをしている人達が多いのです。

将来自立するためには、今、幼児期から、自立していなければいけないと考えてのことでしょう。それは間違いです。“がんばれ!がんばれ!”の幼児期を過ごした子どもが、将来、頑張れる大人になれるわけではないのと同じことです。

一番大切なのは、ご両親をはじめとする大人の愛情を十分に感じながら成長するということです。失敗をしても「いいんだよ。大丈夫だよ」と許され、安心して生活できる環境の中にいることです。その中で失敗(幼児期の失敗はほとんど誰も困らない程度のものです)をくりかえしながら、彼らの価値観が出来上がっていくのです。

そのために大切なことは、やっぱり“遊ぶ”ということです。友だちと遊ぶ中で仲良くしたり、衝突したり仲直りをしたり、様々な経験をします。そしてそれは、その度毎に違った状況にあるわけですから、もう大人のイメージをはるかに超える数の経験になります。そして子どもたちは友だちを“思いやる・心使う”ことを知るのです。思いやりあう心のない自立はないと思います。

そして、遊びは自由さが基本です。自由な心のない遊びはないのです。“…遊び”などと“遊び”と名前さえつければそれは遊びだと勘違いしている人達がたくさんいます。それこそ“勉強遊び”などといいながら、大人が子どもをひっぱりまわす現実が多いことか。幼児期に自由をしっかり知るのは本当に大切なことです。自由の素晴らしさ、大事さ、たいへんさを遊ぶという自由な生活の中で身につけてほしいと思います。
最近、自立できない大人の話を聞くたびに自立への道を思います。

    流水 龍也

    若草幼稚園 理事長
    (前園長)

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